2018年、Facebookの開発者会議「Oculus Connect」によって発表された最新型スタンドアローン型VRヘッドマウンドデバイス『Oculus Quest』。発売は2019年春を予定しており、価格は64GBモデルで399ドルと発表されています。(ドル/円=111円換算で約44,500円)
現段階では64GBモデルのみの発表となっていますが、おそらく128GBあたりのモデルも同時に発売となるのではと管理人は予測しています。
2019年、もっとも注目されるVRデバイスであるOculus Quest。本記事ではアダルトVR愛好家のエロい視点からOculus Questを分析していきたいと思います!
『Oculus Quest』はかなりハイスペック。超高画質アダルトVRに最適か?
それでは、まずは簡単にOculus Questのスペックから見ていきたいと思います。
2018年に同じくOculusから発売されたスタンドアローン型VRデバイスの『Oculus Go』と比べてもかなり高い性能に仕上がっていますね。
価格 | 64GBモデル : 399ドル |
cpu | Snapdragon 835 |
映像の解像度 | 有機EL 1,600×1,440(片目ずつ ) |
瞳孔間調節機能(IPD) | 有り |
専用コントローラー | Oculus Touch × 2 (Oculus Quest専用) |
トラッキング機能 | ポジショントラッキング (外部センサー必要無し) |
値段は4万円を越えるので少々高い印象がありますが、実はこれだけのスペックを詰め込んでこの価格というのはかなり安いと言っても良いレベルなんですね。
それでは、各項目について簡単に触れていきたいと思います。
1、CPU『 Snapdragon 835』について
Oculus Questに採用されているSnapdragon 835は2017年夏~2018年に発売されたハイスペックスマートフォンに搭載されているCPUです。
有名なところではSamsung Galaxy S8に搭載されています。Galaxy S8は専用VRデバイスのGear VRでかなり高画質なVR作品を視聴する事が出来ますね。
CPUの登場はおよそ2年前となりますが動画の描写では充分に高い性能を備えており、アダルトVRの視聴ならもちろん余裕です。
参考までにOculus Goは『Snapdragon 821』という更に1世代前のCPUを採用していますが、GPU性能で言えばSnapDragon 835はSnapDragon 821と比べるとおよそ20%近く性能が引き上げられているようですね。
※参考リンク
Snapdragon 835とSnapdragon 821を比較。GPUの成長が著しいがCPUの進化はあまり見られず
尚、本機のライバル的位置づけである2018年発売のスタンドアローン型VRデバイスのVive FocusやMirage SoloもこのCPUを採用しています。Vive Focusは約7万円、Mirage Soloは約4万5千円の価格となっています。
2、ディスプレイ・解像度について
昨年、FANZAのVR動画も高画質『HQVR』動画に対応しましたし、AdultFestaVRの高画質VR『匠』シリーズも4Kに対応するなど、アダルトVRはどんどん高画質化が進んでいます。
今後も更なる高画質化が期待されるため、なるべく高画質なディスプレイを搭載したデバイスを利用したいところです。その点、Oculus QuestはVRデバイスとしては最高峰の「1600×1440」の有機ELディスプレイを2枚搭載しています。これは、現在最も高画質なVRデバイスのHTC Vive Pro・Vive Focus・Samsung Odyssayと同等のレベルとなっています。
Oculus Goもかなりの高解像度でしたがディスプレイは「2560×1440」のIPS液晶1枚となっています。片目換算ですと「1280×1220」となりますし、ディスプレイもIPSですので有機ELディスプレイに比べると発色という点では弱いです。
しかし、私は普段からOculus Goを利用しているのですが、アダルトVRを視聴する分には本当に高画質な素晴らしい映像を楽しむ事が出来ています。
Oculus Questで更に高解像度な映像を楽しめると思うと胸が熱くなりますね。
3、瞳孔間焦点距離調整機能(IPD)
瞳孔間焦点距離調整機能(IPD)は搭載されているとかなり嬉しい機能なんですよね。
この機能があるおかげで目が悪い人や両目が離れている人でもストレス無くVRを楽しむ事が出来ます。ライバル機ではVive Focusに搭載されているだけですね。
4、専用コントローラー『Oculus Touch』
本機には専用コントローラーOculus Touchが2本付属してきます。
これはOculus Riftでも採用されているコントローラーで、自分の手のように直観的に扱う事が出来るという事でかなり評価が高いです。
むしろOculus RiftとHTC Viveが覇権争いをしていた時代、Oculus Riftはコントローラー以外ではライバルのHTC Viveに勝てる要素が無かったという印象すらあります。
なお、他社のスタンドアローン型ライバル製品はコントローラーが2つ付属する製品はありません。
5、トラッキングについて(インサイドアウト・6DoF)
Oculus Questはインサイドアウト方式の6DoFトラッキングに対応しています。
インサイドアウト方式とはVRデバイスそのものにセンサーが内臓されており、そのセンサーによって自分のポジションが追跡されるという方式です。
最新のスタンドアローン型デバイスはこの方式を採用しているモデルが多いですね。
なお、Oculus Goは頭の傾きのみを検知するヘッドトラッキングのみに対応していました。現状、通常のアダルトVRを楽しむだけならばヘッドトラッキングだけでも実は問題はありません。
『Oculus Quest』はアダルトVRファンは買うべきなのか?
ずばり、管理人的にはOculus Questは買いです!
先にも触れましたが現状のVR専用AVはどんどん高画質化してきています。やはり画質が良くなると現実との区別がつかなくなり、よりそのエロさが増してくるんですね。そのため、VRデバイスのスペックとしては最強の画質を誇るOculus Questが4万5千円程で買えるとなるとやっぱり欲しいですね。
また、2つのコントローラーに加えてポジショントラッキング機能がついてくる事で『VRカノジョ』のような本格的なエロVRソフトも存分に楽しめるようになるでしょう。
ただ、このスペックになるとAV鑑賞だけに使用するのはもったいないですよね。そろそろ、ホームシアター代わりのAV機器として大画面で映画を楽しむなどの用途としても現実的に使えるレベルになってきているのではないでしょうか。エロ目的以外の用途でも利用が楽しみです。
というわけで、管理人のような重度のアダルトVR愛好家にとっては買いの商品と言って間違いないでしょう!
Oculus Questの発売は4月30日か5月1日か!?
最後に、おそらくOculus Questの発売はゴールデンウィークあたりになると思われます。
毎年、Facebookが毎年開催する開発者会議「F8」が2019年の4月30日と5月1日に開催されます。
去年、この会議に合わせてOculus Goが発売されましたので、Oculus Questもこのタイミングで発売される可能性が高いと思います。Oculus Goは発売開始直後から注文が殺到し、少し注文が遅れただけで発送が数週間も遅れる事態が発生しました。
すぐに本機が欲しい人は開発者会議のタイミングでOculus 公式サイトに齧りついていましょう!